日本に存在するご遺骨の総量はどれくらい?

いままでに火葬されたご遺骨の総量ってどのくらいあるんだろう?
ふと気になったので調べて計算してみました。

明治32年(1899年)以降から平成29年(2017年)までの年間死亡者数のデータがインターネット上に公開されていました。
【注釈】
※1944年・1945年・1946年の3年間はデータが無いようです。
※1972年以前のデータには沖縄県は含まれていません。

データの無い3年間と1972年以前の沖縄県を除く1899年~2017年までの116年間の総死亡者数は113,306,246人だそうです。

この方々を全て火葬にしたと仮定した場合、ご遺骨の量ってどのくらいになるんでしょうね? 早速計算してみます。

7寸壷を目安に計算してみる

骨壷の大きさは関東の場合、大体7寸壷に収骨されますので、7寸壷を基準に計算してみます。
7寸壷の直径はおおよそ22cm、高さはおおよそ25cm位です。
まず、7寸壷の容積を計算してみます。
11 cm(半径)×11 cm(半径)×3.14(円周率)×25cm(高さ)=9498.5ml。

骨壷7寸壷の容積は9498.5mlですが、ご遺骨の量を計算したいので・・・
上記の死亡者数には赤ちゃんや子供、成人だけれども小柄な方も含まれています。

また全ての骨壷の口元一杯にご遺骨が納められている訳ではないので、ご遺骨の平均的な量を僕の独断と偏見で7寸壷の容積の65%にさせていただきます。

すると1人分のご遺骨の平均的な体積は9498.5×0.65=6174ml=0.006174㎥となります。
今後計算していくと位も大きくなるので単位を立方メートルに変換しました。

で、先ほどの1899年~2017年までの116年間の総死亡者数が全て火葬された場合、
ご遺骨の総量は0.006174㎥×113,306,246人=699552.7628㎥となります。

・・・ピンときませんね。

6畳間の部屋だと何部屋分になるのか

部屋ではこれを6畳間の部屋だと何部屋分になるのかで計算してみたいと思います。
畳2畳分で1坪(3.3㎡)なので6畳ということは9.9㎡。天井までの高さを2.3m位として、6畳間1部屋分の容積は 9.9㎡×2.3m=22.77㎥となります。

116年分のご遺骨の総量を6畳間1部屋分の容積で割ると
699552.7628㎥÷22.77㎥=30722.56部屋分となります。
30722部屋分って!? まだピンときませんね・・・。

25mプールだとどれくらい?

プールではさらに幅が15m、奥行が25m、深さが1mのプールだとどうなるのでしょうか?
上記のプールの容積が15 m×25 m×1 m=375㎥なので
699552.7628㎥÷375㎥=1865.47杯分となります。
1865杯分?
・・・う~ん、まだまだ!

東京ドーム換算では?

東京ドームではテレビでもおなじみの比較対象である東京ドームだと何杯分になるのでしょうか?
東京ドームの容積は1240000㎥だそうです。
699552.7628㎥÷1240000㎥=0.5641・・・杯分。

・・・ん?0.56杯分??
明治32年から平成29年までの116年の間で亡くなった方を全て火葬にして東京ドームにそのまま散骨した場合、1杯にも満たないようです。
思ったより少なく感じてしまったのは僕だけでしょうか?

まぁ、東京ドームは大きいですからね!
でもその大きな東京ドームでさえも半分以上は埋まってしまう程の量とも言えるのかもしれませんね!

1年でどれくらいご遺骨ができる?

上記を1年平均にすると
6畳間264.8部屋分、25mプール16杯分の新たなご遺骨が毎年生まれている計算です。
ご遺骨が生まれるって、おかしな言い方ですね。
116年間の平均年間死亡者数は976,778人ですが、直近15年の平均だと年間1,186,058人となり、平成29年には1,340,397人の方がお亡くなりになっています。

これは6畳間363.44部屋分・・・って、もうしつこいですね・・・(^^;) やめます(- -;)
しかし、これを粉骨にすれば体積はおおよそ1/4になるので6畳間90.86部屋分に出来る・・・、嫌われちゃいますね・・・。本当にもうやめますm(__)m
※※※上記の計算はあくまで目安ですのでご参考程度にご覧いただければ幸いです。

ご遺骨は増え続けますが、納骨スペースは拡張に限界がある

お墓の中に埋葬する現在のシステムも、もう自治体や国レベルで考え直さなければいけない時期に来ているのかもしれません。
石屋としては厳しい時代です・・・。

それでも僕はお墓、さらには仏教やお寺さんにこだわって、これからも地に足を付けて泥臭く日々頑張っていきたいと思います!
もちろん粉骨も頑張りますよ!右から左の業務的な粉骨ではなく、ご遺族や故人にもご満足いただけるような、また、より篤いご供養のお手伝いとなるような丁寧な粉骨を心掛けています!

どんなヒトが、どんな場所で、どのように粉骨をしているのだろう?という疑問にもお答えするため、ご希望の方には事前に弊社までお越しいただき、一通りご説明をさせていただいております!もちろん粉骨作業のお立会いも可能です。

粉骨をご検討の際は是非一度弊社までお気軽にご相談ください!

ご遺骨の体積を1/4に減らすことが出来る粉骨については弊社の粉骨サービス「粉雪」のページを御覧ください。

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