ご遺骨粉骨サービス「粉雪」
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現在、ご供養の方法にも多くのスタイルが 見られるようになりました。
納骨室のスペース確保のために……。
お墓を改葬することになったので……。
ご遺骨の一部を自分で散骨したい……。
株式会社中島石材では、東京を始めとして全国からご遺骨をパウダー状に粉骨するサービスをご提供しています。
ご遺骨はお墓からの運び出しも可能です。また火葬場から直接、遠方からでしたらご郵送でも承っておりますし、粉骨の際の立会いももちろん可能です。お客様の粉骨立ち会いの様子とご感想もご覧いただけます。
中島石材代表・中島が責任を持って対応いたします。安心してご相談ください。
私の思いをご挨拶のページにも書いています。こちらも合わせてご覧ください。
粉骨立ち会いのご感想をお客様がnoteに書いてくださいました。ありがとうございました。
粉骨、立ち会いのご感想やお客様の想いをこちらでご覧いただけます。
弊社の粉骨サービスのご紹介
ご遺骨粉骨の工房
お預かりしたご遺骨は、金属や砂利などの異物を手作業により除去し、その多くは湿気を含んでいるため乾燥処理をいたします。その後、粉骨機または手作業により 1ミリ以下の細かいパウダー状に加工をさせていただきます。
(納骨後、ご自宅安置での長い年月が経っているご遺骨でも問題は御座いません)。
↑粉骨作業の流れと全景を動画でご紹介します↑
粉骨作業の流れ
弊社の粉骨作業はご遺骨1人ずつ別々に洗浄、乾燥、粉骨しております。他のご遺骨と混ざることはありませんのでご安心ください。また、当日粉骨の状況をご覧になれる立ち会いも可能です。弊社は東京ですが遠方からもわざわざお越しくださり、多くのご遺族の方が満足してくださっています。
⇒立ち会いの状況レポート ⇒お客様による立ち会いのご感想
↑粉骨作業後、使用した機械を洗浄する様子↑
1. 受け取り
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当店までご持参・お引き取り、もしくはお墓より取り出し作業をさせていただきます。 |
2. 水切り
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一度でもお墓に埋葬されたことのあるご遺骨は、 納骨室内にて地中の湿気を含み、 結露して少しずつ溜まった水分が骨壷の口元まで溜まっていることも珍しくありません。 |
3. 洗浄
お骨の状態や粉骨後の用途により、洗浄の度合いを選択します。
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軽洗浄 |
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重洗浄 その後、超音波洗浄機でご遺骨内部に入り込んでいる汚れも洗浄します。 |
4. 乾燥
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50度前後の温風で時間をかけてしっかりと乾燥させます。 |
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乾燥後、ご遺骨に混入している異物の除去をします。 |
↓異物除去作業の動画です。すべて手作業で行っています↓ |
5. 粉骨
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機械粉骨 |
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手作業粉骨 |
6. 紫外線殺菌
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専用紫外線消毒器で粉骨を殺菌・消毒します。 |
7. 真空パック
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サラサラになったご遺骨が湿気で固まったり、 |
8. 骨壷に収骨
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容積の小さくなったご遺骨の大きさに合った新しい骨壷(白磁)、
または桐箱に収骨します。 |
9. お届け
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お墓へのご納骨、または出張お渡しなど、ご要望に合わせてお手元にお届けいたします。 |
ここまでの粉骨の作業内容すべてを弊社作業場にて立会いしていただくことが可能です。多くの方が立会いをご希望されています。立会いの様子もまとめていますのでぜひご覧ください。
粉骨により、ご遺骨の容積はおおよそ1/4になります
粉骨によりここまでコンパクトに
お墓の納骨室内が骨壷で満杯になり、新しい骨壷が入らない場合や、
小さな納骨堂のスペースにより多くの骨壷をおさめることが可能になります。
弊社の粉骨実例。納骨室がいっぱいで入らなくなっても大丈夫
お墓には骨壷を安置するための納骨室(カロート)というものが有ります。
我々石材店の人間は、職業柄納骨室の中を見たり中に入ったりするのは日常茶飯事なのですが、納骨室の蓋は普段は当然閉まっているため、一般的にはご納骨のときなど特別なことが無い限り納骨室の内部を見ることはありません。
ご納骨に列席した際に、数十年ぶり、人によっては初めて納骨室の内部を見たかも・・・、というかたも多いのではないでしょうか?
納骨室内の広さはお墓によって様々ですが、骨壺が2~3個しか入らないお墓も都内では珍しくありません。
では、お墓に新たに骨壷を納めたいけど物理的にもう入らない、と言った場合はどうしたらいいのでしょうか?
その場合は、亡くなった順番の古い故人のご遺骨を骨壷から納骨室内に散骨します。
納骨室内への散骨の方法はいくつかあります。
- ご遺骨を散骨袋(木綿や麻などの天然素材を使用した散骨用の袋)に入れ替えて安置する。
- 納骨室内部の底の土や砂を掘り、その穴の中に散骨して上から土や砂を被せる。
- 散骨室内にそのまま散骨する。
いずれの方法でも散骨した故人の骨壷はもう必要ありませんので処分のうえ、新たに納める骨壷のスペースを確保します。
おそらくほとんどの石材店でもこのような方法で対応していると思います。当社でも数年前まではもちろんそうでした。散骨されたご遺骨は地中の微生物に分解されて自然へと還るものだと思っていたからです。
でも数年前に「実は納骨室内に散骨したご遺骨は土にほとんど還らない!」ということを知りました。言われてみれば、今から100年くらい前のご遺骨(大正時代に薪などで火葬された焼骨)も骨壷の中にしっかり残っていますからね。
僕も科学者ではないので詳しいことは分かりませんが、どうもご遺骨の主成分はリン酸カルシウムというもので無機質なものだそうです。ご遺骨は完全に火葬されているものなので微生物が分解するためのエサとなる有機物が全く残っていないというのは何だかわかるような気がします。リン酸カルシウムはアルカリ性物質のようなので酸性の強い土などでは溶けることもあるのかもしれませんが・・・。
上記のいずれの方法も、当日の納骨は滞りなく終了します。しかし下記の通りデメリットもあります。
納骨室に散骨するデメリット
- 散骨袋に入れ替える場合、散骨袋は基本的に天然素材の綿や麻でできているためいずれ朽ち果ててご遺骨がこぼれ出てきてしまう。
- 底の土を掘る場合、想像するほどには広く深くは掘れないため現実的には1回限りの方法となってしまう。
※数十年後に同じ対応をするために底の土を掘ったとき、前回埋めたご遺骨がそのまま残っている。
- 散骨したご遺骨は火葬骨で脆くなっているので多少形は崩れるものの基本的にはその形のまま納骨室内に残るため
納骨のスペースを確保するには散骨したご先祖様のご遺骨の上に直に骨壷を置かなければならない。
また、次回の納骨時に納骨室内に前回散骨したご遺骨がそのままの形で残っているのを目の当たりにしなければならない。
そんな時は是非当社の粉骨加工サービス「粉雪」をご依頼ください。
粉骨により収められる骨壷数が圧倒的に増えます
弊社が粉骨をした実例を簡単にご紹介します。粉骨をするとここまで骨壷の数を減らすことが可能です。
お墓に骨壷がもう入らない!とお困りの方は粉骨することで納骨室に空きスペースを作ることができるかもしれません。
いかがですか?納骨室に積み重なるように入っていた大量の骨壷もこのようにコンパクトにすることができるのが粉骨の大きなメリットです。
ご遺骨を粉骨にすることで以下のメリットがあります
- ご遺骨をパウダー状にることで、納骨室内に散骨しても形が残っているご遺骨の上に直に骨壷を置くことは無くなる。
※実際はご遺骨の上に直に置くことにはなるですが、形が無くなっているので心象的には悪くはないはず。 - 粉末状になれば納骨室内に散骨した際、自然へと還りやすくなる。
- 容積が1/4~1/5に減るので、粉骨を新たに骨壷へ納めて納骨室内に戻したとしても、既存のお墓にまだまだたくさん骨壷を納められる。
具体的には、一般的な7寸壺が粉骨して4寸壺となることで、ここまでたくさんの骨壷を収めることが可能です。
粉骨すると実に3倍以上の骨壷を収めることができるんです。
6~7寸壺のご遺骨1霊の粉骨にかかる費用は
洗浄(手洗い)+乾燥+粉骨作業で3万円(税別)
では、粉骨にデメリットはあるのでしょうか?
- 一度粉骨にしてしまったら、もう元には戻らない。
※それはそうですよね・・・。 - 「ご遺骨を粉々に砕くなんて、罰当たりだ!」という意見が親戚から上がるかもしれない。
※それは確かにそう思う方もいるかもしれません。ごもっともなお考えです。
しかし個人的には、そのまま散骨した形が残っているご遺骨の上に直に骨壷を乗せるのもどうかと思いますし、かといって骨壷を重ねてしまうのも如何なものかと・・・。
いつかはお墓の納骨室の中も骨壷で一杯になってしまう時が来てしまいますし、
なにより、いずれはお施主となる子孫に、会ったこともないご先祖様のご遺骨の処遇を委ねる・・・、
言い方を変えれば骨壷満席問題を先送りにしてしまうのはどうなんでしょう???
だったら、曾祖父母や祖父母やご両親のご遺骨を子や孫や曾孫たちの手で故人を偲びながら粉骨となったご遺骨を納骨室内に散骨し、 土に還してあげた方がよっぽどご供養になるのではないでしょうか???
粉骨のお申し込み方法
お電話・メールにて受け付けいたします。申込書はご来店、および郵送にて承ります。
ご遺骨お引き取りについては、ご自宅までお伺い いたします(別途出張料が必要となります)。
処理の内容などお申し込み内容を確認後、お引き取りの日程などご連絡させていただきます。
当社ではお客様のご供養のお気持ちを大切にしております。
お墓の納骨室内が骨壷で一杯でもうスペースが無いというお困りの方も、是非一度ご相談ください。東京をはじめ、近隣埼玉・神奈川・千葉だけでなく全国から広くお受けしています。
ご遺族のために柔軟に対応いたします。安心してご相談ください。
粉骨作業価格一覧表(税抜)
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平成28 年4 月現在
* ご遺骨は、完全に乾燥していないと粉末状にはなりませんので、機械粉骨及び手作業粉骨のみの ご依頼は火葬直後のご遺骨限定とさせていただきます。
* ご遺骨の状態によっては、粉骨にした際に完全に白色にはならなず、薄グレー色や薄クリーム色 となる場合もございますのであらかじめご了承ください。
* 一度でもお墓に埋葬したご遺骨は、洗浄+乾燥作業を追加させていただきます(お骨の状況をご確認させていただいたうえで洗浄作業の程度をご相談させていただきます)
* 土や消し炭の混入しているご遺骨は、重洗浄+乾燥作業の対象となります (ご遺骨の汚れ具合によっては、追加で費用をご請求させていただく場合もございます)
* 粉骨となったご遺骨は、新たな骨壷(磁器)または桐箱にお納めさせていただきます (ご希望により無料で真空パックにも致しますので、ご遠慮無くお申し付けください)
* 出張費用は、ご依頼いただくご遺骨の数に関わらず、一律の価格となります(片道30 kmまで)。
粉骨サービスQ&A
Q お骨を半分粉骨、半分納骨したいのですが
A お客様のご要望にお応えいたします。18体の御遺骨をご希望通りに粉骨した事例も御覧ください。
Q お骨の輸送はできますか?
A ゆうパックで対応しています。 詳しくはお問い合わせください。
Q 当日粉骨して持ち帰れますか?
A 工房の空きががあれば可能です 。 *乾燥の工程が必要な場合は、その工程のみで おおよそ3 〜4 時間必要となり、 洗浄の工程が必要な場合はさらに時間がかかります。
Q 立ち会いはできませんか?
A お立ち会いは可能です。こちらで実際に粉骨の立会いの事例をご紹介しています。
ご不明点などがあると思います。お気軽にお問い合わせください。
Q 喉仏だけ取り出せないですか
A 部分的なお骨をお取り出しいたします。
Q 他人のお骨と間違ったり混ざったりしませんか?
A ご安心ください。 使用した機械や器具はその都度洗浄し、 全ての工程でネームタグを付けて管理しています。
Q 粉骨の予約は必要ですか?
A ご持参、お引き取りの場合は事前にご予約が必要です。
Q 粉骨はどれくらいの時間がかかりますか?
A 機械粉骨で1時間、手作業粉骨で3 時間前後です。 *乾燥の工程が必要な場合は、その工程のみでおおよそ3 〜4 時間必要となり、洗浄の工程が必要な場合はさらに時間がかかります。
Q 散骨が未定ですが、長期間保存できますか ?
A 殺菌乾燥後、真空パックを行っていますので可能です。
Q 数十年前のお骨ですが大丈夫ですか?
A 100年以上前のお骨も粉骨できます。
Q 土葬のお骨も出来ますか?
A 土ごとお持ちいただいても大丈夫です。
粉骨サービス「粉雪」にまつわる中島石材コラム