お墓に骨壷が入り切らないときの対処法

お墓には骨壷を安置するための納骨室(カロート)というものが有ります。

我々石材店の人間は、職業柄納骨室の中を見たり中に入ったりするのは日常茶飯事なのですが、納骨室の蓋は普段は当然閉まっているため、一般的にはご納骨のときなど特別なことが無い限り納骨室の内部を見ることはありません。

ご納骨に列席した際に、数十年ぶり、人によっては初めて納骨室の内部を見たかも・・・、というかたも多いのではないでしょうか?

お墓を開けると骨壷で満杯に・・・

普段から見る機会のない納骨室。それを開けたとき、納骨室の内部が骨壷で一杯というのを目の当たりにしたことはありませんか?

納骨室内の広さはお墓によって様々ですが、骨壺が2~3個しか入らないお墓も都内では珍しくありません。
では、お墓に新たに骨壷を納めたいけど物理的にもう入らない、と言った場合はどうしたらいいのでしょうか?

その場合は、亡くなった順番の古い故人のご遺骨を骨壷から納骨室内に散骨します。
納骨室内への散骨の方法はいくつかあります。

  1. ご遺骨を散骨袋(木綿や麻などの天然素材を使用した散骨用の袋)に入れ替えて安置する。
  2. 納骨室内部の底の土や砂を掘り、その穴の中に散骨して上から土や砂を被せる。
  3. 散骨室内にそのまま散骨する。

いずれの方法でも散骨した故人の骨壷はもう必要ありませんので処分のうえ、新たに納める骨壷のスペースを確保します。

おそらくほとんどの石材店でもこのような方法で対応していると思います。
当社でも数年前まではもちろんそうでした。
散骨されたご遺骨は地中の微生物に分解されて自然へと還るものだと思っていたからです。
でも数年前に「実は納骨室内に散骨したご遺骨は土にほとんど還らない!」ということを知りました。
言われてみれば、今から100年くらい前のご遺骨(大正時代に薪などで火葬された焼骨)も骨壷の中にしっかり残っていますからね。

僕も科学者ではないので詳しいことは分かりませんが、どうもご遺骨の主成分はリン酸カルシウムというもので無機質なものだそうです。
ご遺骨は完全に火葬されているものなので微生物が分解するためのエサとなる有機物が全く残っていないというのは何だかわかるような気がします。
リン酸カルシウムはアルカリ性物質のようなので酸性の強い土などでは溶けることもあるのかもしれませんが・・・。

上記のいずれの方法も、当日の納骨は滞りなく終了します。
しかし下記の通りデメリットもあります。

納骨室に散骨するデメリット

  1. 散骨袋に入れ替える場合、散骨袋は基本的に天然素材の綿や麻でできているためいずれ朽ち果ててご遺骨がこぼれ出てきてしまう。
  2. 底の土を掘る場合、想像するほどには広く深くは掘れないため現実的には1回限りの方法となってしまう。
    ※数十年後に同じ対応をするために底の土を掘ったとき、前回埋めたご遺骨がそのまま残っている。
  3. 散骨したご遺骨は火葬骨で脆くなっているので多少形は崩れるものの基本的にはその形のまま納骨室内に残るため
    納骨のスペースを確保するには散骨したご先祖様のご遺骨の上に直に骨壷を置かなければならない。
    また、次回の納骨時に納骨室内に前回散骨したご遺骨がそのままの形で残っているのを目の当たりにしなければならない。

そんな時は是非当社の粉骨加工サービス「粉雪」をご依頼ください。

粉骨により収められる骨壷数が圧倒的に増えます

ご遺骨を粉骨にすることで以下のメリットがあります。

  1. ご遺骨をパウダー状にることで、納骨室内に散骨しても形が残っているご遺骨の上に直に骨壷を置くことは無くなる。
    ※実際はご遺骨の上に直に置くことにはなるですが、形が無くなっているので心象的には悪くはないはず。
  2. 粉末状になれば納骨室内に散骨した際、自然へと還りやすくなる。
  3. 容積が1/4~1/5に減るので、粉骨を新たに骨壷へ納めて納骨室内に戻したとしても、既存のお墓にまだまだたくさん骨壷を納められる。

では、デメリットはあるのでしょうか?

  1. 一度粉骨にしてしまったら、もう元には戻らない。
    ※それはそうですよね・・・。
  2. 「ご遺骨を粉々に砕くなんて、罰当たりだ!」という意見が親戚から上がるかもしれない。
    ※それは確かにそう思う方もいるかもしれません。ごもっともなお考えです。

しかし個人的には、そのまま散骨した形が残っているご遺骨の上に直に骨壷を乗せるのもどうかと思いますし、かといって骨壷を重ねてしまうのも如何なものかと・・・。
いつかはお墓の納骨室の中も骨壷で一杯になってしまう時が来てしまいますし、
なにより、いずれはお施主となる子孫に、会ったこともないご先祖様のご遺骨の処遇を委ねる・・・、
言い方を変えれば骨壷満席問題を先送りにしてしまうのはどうなんでしょう???

だったら、曾祖父母や祖父母やご両親のご遺骨を子や孫や曾孫たちの手で故人を偲びながら粉骨となったご遺骨を納骨室内に散骨し、 土に還してあげた方がよっぽどご供養になるのではないでしょうか???

粉骨サービスのご案内

当社ではお客様のご供養のお気持ちを大切にしております。
お墓の納骨室内が骨壷で一杯でもうスペースが無いというお困りの方も、是非一度ご相談ください。東京をはじめ、近隣埼玉・神奈川・千葉だけでなく全国から広くお受けしています。

粉骨の工程や料金、よくあるご質問などをまとめていますので粉骨サービス『粉雪』のページをご覧ください。

墓石、お寺、お墓のことなどお気軽にお問合せください

株式会社 中島石材
〒134-0003 東京都江戸川区春江町4-17 B-101(事務所)
〒132-0024 東京都江戸川区一之江7-34-15-101(作業場)
TEL 03-3654-9280
FAX 03-5879-3180
メールお問い合わせはこちら


中島石材のブログはこちら

中島石材・代表 中島のお墓と仏教の豆知識コラム